
トレランのテーピングについて困っている人
「テーピングの種類は何があるのかな?」
「テーピングをするメリットとデメリットを知りたい」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
◯ トレランで使用するテーピングの種類
◯ トレランでテーピングを貼るメリット・デメリット
◯ トレランで使えるテーピング商品
私はトレラン歴6年の市民トレイルランナーです。
去年、フルマラソンをサブ4で完走できました。
2020年(今年)は10/18に開催の志賀高原エクストリートレイル(ロング54km)に挑戦予定です。
これまで怪我なく体力をつけ、体重を落とすことができています。
今現在トレラン大会参加に向け準備中で、テーピングのことに関して見識を深堀しています。
トレランで使用するテーピングの貼り方について解説します。
Contents
トレランで使用するテーピングの種類

テーピングの種類は全部で4種類です。
テーピングの種類
① 非伸縮テープ
② 伸縮テープ(ハード)
③ 伸縮テープ(ソフト)
④ キネシオテープ
①から④にかけ、固定性が弱まっていきます。
捻挫などで関節を強固に固定したい場合は、①非伸縮性テープを活用します。
怪我を未然に予防し、関節・筋肉を補強したい場合は、②③④の非伸縮性のテープを活用します。
それぞれの特性があります。
トレランでテーピングを貼るメリット・デメリット

テーピングのメリット
テーピングのメリット
◯ 固定
◯ 血流改善
◯ アライメント適正化
◯ 鎮痛作用
「固定」は、損傷部の安静が目的です。
「血流改善」は、浮腫改善、疼痛物質の除去を促し、皮膚に違和感なく張り付いて皮下の還流を良好にする作用があります。
「アライメントの適正化」は、筋肉を正常な長さに保ち、過緊張や伸長し切った筋肉を調整することで、関節のアライメントを最適化させることに貢献することを意味します。
「鎮痛作用」は、皮膚に貼付することで表在の感覚受容器に変調を起こし、鎮痛効果が期待されます。
①の非伸縮テープで「固定」効果を、②③④の非伸縮テープで「血流改善,筋肉・関節のアライメント調整」効果を狙うことができます。
ランニングのような、長時間体重以上の負荷をかける動作では、着地ごと、足部のアーチ構造が崩れてきます。
アーチを支える一部は足部に付着する細かい筋肉群ですが、普段から鍛えていないと衝撃に耐えられず、時間経過と共に、また距離が伸びるごとに、疲労していきます。
結果、関節や骨へ衝撃がいき、痛みを引き起こすことになります。
これらの障害を未然に防ぐ、もしくは出現した場合に軽減することが、テーピングを貼る主なメリットになります。
テーピングのデメリット
テーピングのデメリット
◯ 皮膚のかぶれ
◯ 持続時間が短い
(伸縮性テーピングは、貼付後効果が発揮できるのが30–60分程度とされています)
皮膚の脆弱性が気になる方や、長時間のレースに参加する場合は、テーピングを貼るタイミングを気をつけたほうが良いでしょう。
「ファンクショナルテーピング」は、関節運動学に基づいて動きをサポートするために用いられるテーピングを指します。
解剖学・運動学に基づきテーピングを実施し、パフォーマンスアップを狙います。
非伸縮テープを使用した際に効果が期待できます。
トレランで使えるテーピング商品一覧
種類によって各製品がラインナップされています。
足部
ロール形状なので、必要分だけカットして使用できます。
膝
予めカットされており、使いやすいです。
膝周囲のアライメントを整え快適な足の運びをサポートします。
トレランのテーピング、初心者はどれがオススメか
初心者にオススメのテーピングの種類・活用方法は、「ロール状のキネシオロジーテープを購入し、足部のアーチをサポートする方法」です。
トレラン中の衝撃は足部から受け、膝→股関節→体幹へ伝達していきます。
床と接触する足部をしっかりとホールドし、ぐらつきのない状況を作り出すことで、膝・股関節への衝撃を軽減する必要があります。
膝周囲を固定するのも重要ですが、膝は足部と股関節に挟まれた関節なので、基本的な考え方として、足部と股関節の周囲の筋肉を強くして、膝のぐらつきを抑えていくのが良いでしょう。
本来は、筋力エクササイズを行い自らの筋力をアップさせ、関節周囲を補強すること。
しかし、大会直前等、応急処置として活用する際は、足部へのテーピング、膝へのテーピングを活用するのが有用です。
日頃のトレーニングでは、筋力エクササイズを主体に、足部と股関節の可動性・強化を図るのが重要です。
足部のアーチを補強する動画は以下が参考になります。
解説論文も今回確認しましたが、同じ方法が提示されていました。
引用:https://pip-profits.com/movie/list.html?type=sports&sports=1
まとめ|テーピングを上手に活用しよう
トレイルランニングは森林の中をくぐり抜け、美しい景色の中を駆け巡れ、ロードにはない魅力があります。
起伏に富み、通常以上の負荷が体にかかり、ロードを走ったあと以上に大きな負荷がかかります。
怪我なくトレイルランニングを楽しむためにも、故障から身を守る「予防」の観点は大切です。
自分の能力に合わせ、時にはテーピングを利用しながら、快適なトレランライフを過ごしましょう。
「健康に投資する」
テーピングの技術を活用し、アーチを高い状態にキープしていきましょう。
それでは!