こんにちは、Tatsuです。
2020年10月18日、志賀高原エクストリームトレイルに参加してきました。
ダイエット目的で始めたジョギング。
段々と体力がつき、ハーフマラソンに参加し、トレイルランニング、フルマラソンとステップバイステップで参加し、完走を果たすことができました。
今回の大会はロング54kmにエントリー。
国内で歴史のある大会の1つです。
Contents
- 1 志賀高原エクストリームトレイルとは
- 2 これまでの大会参加歴
- 3 志賀高原エクストリームトレイルブログ|スタート→第1エイドまで(0〜17km)
- 4 志賀高原エクストリームトレイルブログ|第1エイド→第2エイドまで(17〜26km)
- 5 志賀高原エクストリームトレイルブログ|第2エイド→第3エイド(26〜40km)
- 6 志賀高原エクストリームトレイルブログ|第3エイド→第4エイド(40-45km)
- 7 志賀高原エクストリームトレイルブログ|第4エイド→ゴール(45-54km)
- 8 志賀高原エクストリームトレイルブログ|全体を振り返って
- 9 補足:志賀高原エクストリームトレイル完走の秘訣
- 10 まとめ|志賀高原エクストリームトレイルを完走しよう
志賀高原エクストリームトレイルとは

上信越国立公園、ユネスコエコパーク認定の大自然が広がる志賀高原。志賀高原内にはいくつもの山が存在し、池や沼などの景勝地も数多く広がる大自然の観光リゾート地です。その志賀高原の魅力を走りながらつなぎ、楽しむことができるのが本大会のコースとなります。トレイルランナーだけが挑戦することを許されたエクストリームなトレイルの数々・・・ここにしかない感動体験があなたを待っています!
参考:志賀高原エクストリームトレイル 公式サイト
大会コンセプトhttp://www.nature-scene.net/shiga_ex/concept/
ロング54km、ミドル32km、ショート8kmを設定しており、レベルに応じて参加が可能な大会です。
これまでの大会参加歴
私がこれまで参加したレース一覧です。
大会参加・完走歴
2014年5月 :軽井沢ハーフマラソン 完走 1時間48分
2015年7月 :志賀高原マウンテントレイル 13km 完走
2017年6月 :モントレイル戸隠マウンテントレイル 20km 完走
2018年8月 :野沢トレイルフェス 30km 完走
2019年12月:湘南国際マラソン 42.195km(フル) 完走 3時間57分
2020年10月:志賀高原エクストリームトレイル 54km 完走
1日の消費カロリーを高めるため、体力を上げ生活を楽にするため、9年前より家の周りのジョギングから始めました。
現在、体脂肪は20→10%程度、体重は63→60kg程度です。
月に100kmほど走り、体型維持が容易になりました。
今回は、そんなダイエット目的で始めたランニングを続けた結果、体力がつき、54kmのトレイルランニングに完走できた回想記です。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|スタート→第1エイドまで(0〜17km)
感染対策でウェーブスタート。
5時00分から3分起きに、人数を絞ってスタートしていきます。

標高1600m
気温3℃
前日のテレビで「志賀高原で初雪を観測」と報道があり、道路が一部閉鎖されたり、雨が降ったりでどうなるか不安でしたが、無事スタートが切れました。

今の自分の体力だと、完走まで10時間程度はかかると予想。
40kmまでですが試走もして準備はしてきたし、あとは力を振り絞るだけ。
スタートの景色は澄んでいて綺麗でした。



綺麗な空気を吸いながら、早朝からライトを付けて走る経験は貴重です。
段々と標高を上げていきます。
今回のコースレイアウトはこちらです↓

累積標高が2850m。
累積標高というのは、登ったり降りたりする中、合計でどの程度登ったかを表す値です。
今回のレースは1番標高の低いところで1400m程度、1番高い場所で2300m程度、その差は900mですが、レース全体で見れば2850mの登りがあることを意味します。
完走のポイント↓
「前半飛ばさない」
「後半の関節痛を防止するため、前半はなるべく温存する」
横手山山頂(約2-3km地点)に到着。

ブリーフィング動画通り、積雪3cm over。
登り切った後は、ゲレンデを急降下。

山岳地帯を抜け、17km先の第1エイドへ向かいます。


第1エイドへ到着。
練習どおり、まずまずといったところです。
足をなるべく温存したかったのですが、コースがなかなかそうさせてくれなかったというのが率直な感想。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|第1エイド→第2エイドまで(17〜26km)
山岳コースはまだまだ続きます。
焼額山まで上昇。


ゲレンデをひたすら登っていきます。
その後は下り基調が続き、第2エイドへ。
この間、ゲレンデ以外にも泥の中を抜けるルートが多数あり。
既に足元は泥だらけ。

ゲイター準備しておいてよかったです。
靴のアッパーからは水が少し滲みてきていましたが、ゲイター部分はしっかり守られました。
アッパーもGore-texにすれば相当水の侵入は防げる可能性がありますね。
次回トレランシューズ購入の際はGore-tex搭載シューズを候補に入れようかと思いました。
いづれにせよ、精神のすり減る前半戦でした。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|第2エイド→第3エイド(26〜40km)
ここからトレイルらしくなっていきます。

ロードと異なり、トレランの醍醐味の1つが、景色を楽しめること。
紅葉が綺麗です。

走ったり休んだりを繰り返しながら、14km先の第3エイドまで。
シュミレーションの懸念材料
「ハムストの痛み」
「足部の耐久性」
これらは、1ヶ月前の試走時より楽でした。
(足部の補強はテーピングを活用。以下のブログにまとめています↓)
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トレランのテーピングの貼り方|アーチを高く保つコツ
続きを見る
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【実例あり】トレランのテーピングの貼り方②
続きを見る
試走による筋力・耐久性アップ、減量、テーピング補強が上手く功を奏しました。
テーピングは足部以外に、膝にも貼付。
着地した際の、外側スラストが減ってよかったです。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|第3エイド→第4エイド(40-45km)
第3エイドで足部のテーピングを巻きなおし、靴下を変更。
始めの1-2kmが劣悪ルートで、一歩間違えば滑落していくギリギリな状況で、疲弊した体・精神には応えました。
劣悪ルートを抜けた後は、ゲレンデ急降下。
後半の下りは足の関節にもろに衝撃がきて辛いのですが、持ち堪えてくれました。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|第4エイド→ゴール(45-54km)
終盤です。




紅葉の綺麗な景色と、整備されたコースの中、ラスト10km。
50km地点に向かうゲレンデ劇登り↓

これまで酷使してきた大腿四頭筋、ハムストリングス、ふくらはぎを更に酷使。
「加齢と共に筋肉痛が若い頃よりこなくなる。2-3日遅れてやってくる。」
とよく耳にしますが、度返し。
社会人になって、筋トレしても筋肉痛を感じにくいと思うことがよくありました。
でもこれは「単に負荷が足りてない」だけかもしれません。
自然に最大出力を発揮する前でブレーキをかけてしまっている。
筋肉をつける上で、過負荷の原則は基本です。
そんな基本的な、当たり前の原則に気づかせてくれるのも、トレランの魅力の1つです。
ここを劇登りした後は、5-6km進んで、Finish!!

総消費カロリー4400kcal。
凄まじい運動強度と、運動時間でした。
想像通り、レース時間は10時間程度でした。
志賀高原エクストリームトレイルブログ|全体を振り返って
レース当日までの1ヶ月、準備を重ねて臨めた分、充実したレースにすることが出来ました。

安全性が担保されながら、日常ではなかなか味わえない過酷なコースレイアウトになっています。
長い道のりをただただ走らせるのでなく、季節を含めベストシーズンに持ってきていて、レース設計の奥深さを知りました。
当日は天気に恵まれてよかったけど、これが雨なら更に負荷の強い大会に。
そうしたら、綿密な計画がないと完走自体無理かもしれません。
色々と良い点を挙げればキリがないのですが、1番よかった点は「体を酷使して追い込むようなコース設計になっている」こと。
怪我をするリスクは返って低いと感じました。
コンクリートの上を走るわけではないので関節への負荷が少なく、筋肉に直接負荷がかかり「カラダが強くなる大会」だと感じました。
エイドや標識、選手の誘導などに加え、今年は感染対策も準備を進めて下さった大会関係者様のおかげもあり、安心して走ることができました。
補足:志賀高原エクストリームトレイル完走の秘訣
私の考える完走の秘訣は以下の5つです。
完走の秘訣
① フルマラソン完走を経験しておく
② 8時間程度連続でのトレラン経験をしておく
③ 天候に左右されにくいレイヤリングについて学ぶ
④ エイドの技術を身につけておく
⑤ 関節を保護するための知識をつける
54kmもの長距離を走破するためには、その負荷に耐えるだけの筋力・耐久性を段階的につける必要があります。
短いレースへの参加をステップとして取り組むことで、モチベーション維持、怪我予防に繋がります。
更に、エイドの技術やレイヤリング、疼痛管理など、経験を通じて知識をつけていきます。
1ヶ月の準備内容は計8回のブログ記事にまとめています。
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志賀高原エクストリームトレイルブログ①|エントリー編
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ②|大会1ヶ月前
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ③|本番前シュミレーション
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ④|40km試走終了
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ⑤|大会2週間前の準備 その1
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ⑥|大会2週間前の準備 その2
続きを見る
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志賀高原エクストリームトレイルブログ⑦|大会3日前
続きを見る
ウルトラマラソンに参加するランナーは、本質的でやる気のある性格が多く、健康的なライフスタイルを持っている傾向がありようです。
一見不健康そうな競技に見えますが、決してそうではありません。
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ウルトラマラソンとは|完走に必須な知識や大会について紹介
続きを見る
一般的にみて健康的で、学校・仕事などで欠席することが少なく、糖尿病などの重篤な疾患の発症は稀とされています。

いきなり長時間・長距離を戦うのはリスク大。
減量、ダイエット、体力アップに、まずは近所のジョギングから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ|志賀高原エクストリームトレイルを完走しよう
1km走るのが精一杯だった私でも、体力は十分つきました。
マンネリ打破を目的に始めたトレイルランニング。
トレランを始めた頃は「こんな大会誰がでるのよ。。」と思っていましたが、家の周りのジョギングから始めた初心者がエクストリーマーになれました。
健康的に、太らないように。
アスリートでなくても、フィットネスとして積み上げていった先でも十分走破可能です。
今回のレースに限らず、大会参加はランニング継続のモチベーションを維持させ、体力の向上と共に出場できる大会のレベルも高くでき、更にモチベーションが高まっていきます。
ATポイント
有酸素運動
自分の体力に合わせて継続できれば多くのヒトは高確率で体力は向上していきます。
当ブログでは、ランニング継続のコツ、スピード調整方法の秘訣から、食事に至るまで、ダイエット情報全般を発信しています。
筋トレなど総合的に考えを改めたいヒト、本気のヒトはパーソナルジムの活用も十分アリ。
それぞれのメリット、デメリットを挙げながら、身体活動がより高まるようなライフスタイル形成に役立ててもらえたら幸いです。
是非、他のブログ記事も覗いてみてください。
それでは!