有酸素運動 運動

ランニングのペース配分の重要性|ラン歴7年のサブ4達成者が解説

2月 25, 2021

悩んでいる人
ランニングのペースについて知りたい。適切なペース配分で走りたいな。

 

そんな悩みを解決します。

 

☑️ 本記事の内容

◯ 初心者と上級者でペース配分に違いはあるか

◯ ペース配分の目安とは

◯ ランニング中にペース配分が妥当か判断する方法

 

☑️ プロフィール


国内・海外の論文を元に減量について考える個人ブログを運営。
腹を出さずに8年になるダイエットブロガーです。
これまで多くの減量方法を実践、試行錯誤し、20代にあった腹を出す心配がなくなりました。

 

今回の内容は「ランニングのペース配分」についてです。

 

どのくらいスピードだとちょうど良いのか?

このペースで本当にランニングの効果はあるのか?

 

走っている最中にこんな疑問、感じたことはありませんか?

 

ランニングのペースに関して、継続につながるポイントを解説していきます。

 

実際のランニング中に確認する方法も載せているので、是非最後までお読みください

 

それではよろしくお願いします。

 

ランニングのペース配分は体力問わず基準が一律

結論、ランニングのペース配分は「ATポイント」を目安にすることが重要です。

 

「ATポイント?」

「いきなり専門的な用語、難しいな」

 

噛み砕いて説明していきます。

 

ATポイントとは

有酸素運動から無酸素運動へ切り替わるポイントのこと

 

タツ
イメージとしては以下の通り。
ATポイントを超えると無酸素運動領域に入る
タツ
有酸素運動中のエネルギー供給の概念図は以下の通り。

有酸素運動:電子伝達系を利用→ATP生成の効率が良い
無酸素運動:解糖系を利用→ATP生成の効率が悪い

専門知識を並べてすみません。

 

端的に言えば、ATポイントでの運動が1番脂肪燃焼効率が高く、エネルギー供給がスムーズなのです。

 

ATPとは、全ての食物・動物の細胞内で生成されるエネルギーです。

 

運動中に糖質や脂質を燃やすことで、ATPが生成され、筋肉に力が入ります。

 

有酸素運動中は酸素を活用できるので、ATP生成の効率がよく、長時間の運動が可能になります。

 

反対に、筋トレのような高強度の負荷の運動(=無酸素運動)では、酸素供給が追いつかず、ATP生成の限界が早期に来るため、短時間の運動しかできません。

 

「上級者といえど、速すぎるペースだとランニングの距離が稼げない。」

「現状の体力に合わせてペースを調整する必要がある。」

 

体力に見合わないペース、すなわちATポイントを超えてしまうと、ランニングの継続は困難です。

 

「初心者だろうが上級者だろうが、一定のペースを超えるとうまくランニングが続かないんだな。」

 

そう思ってもらえれば、正解。

 

ランニングのペース配分は、初心者だろうが上級者だろうが、基本は変わらず「ATポイント」がキーワードになります。

 

ポイント

ランニングのペースは初心者でも上級者でも同様。

ATポイントに近いレベルのペースで有酸素運動を継続することが大切。

 

ランニングのペースのめやす

有酸素レベルと無酸素レベルの切り替えを理解する

人は一定の強度で運動し続けると、あるところで無酸素運動に切り替わります。

 

反対に、強度を調整できれば、有酸素運動を維持できるということです。

 

青で囲った部分でペース配分を調整することが大切

ゆっくり歩くところから始めて、軽いジョギング、少し弾みをつけたランニングまでであれば、ATポイントを超えません。

 

これは初心者でも言えること。

 

ペースをだんだんと上げていくと、運動時間に関わらず無酸素運動になり、やがて運動が続けられなくなってしまいます。

 

タツ
ランニングは無意識のうちに、次第にペースが上がってしまうもの。

何kmか走り続けて気づいたら息が切れてきた場合、どこかで無酸素運動の領域に入ってしまったことが考えられます。

 

更に、体力の向上を目的としても、ATポイントでの運動負荷が1番効率が良いとされており、息が上がるほどのペースでなくても、心肺機能や筋力は向上していきます

 

「フルマラソンを走り切るためには過酷なトレーニングが必要かと思っていた」

「楽な強度で続けることができれば誰でも走り切れそうだ」

 

タツ
その通りであり、体力がつくには3-6ヶ月程度はかかるため、長い目でみていけば成果がついてきます。

 

ペースが速かったな、と感じる場合、ランニングのペース配分をもう1度見直してみましょう。

ランニングのペースが有酸素状態か無酸素状態か簡便にとらえる方法

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ATポイントの測定方法は「運動負荷試験(CPX)」を実施することで求められます。

 

エルゴメーターかトレッドミルを使用し、プロトコルの規定通りに運動し続け、運動耐容能(体力)をみるテストです。

 

しかし実際コレ、専門施設でないと測定できません。

 

では、どのようにしたらよいか。

 

タツ
トークテストと、心拍モニターが簡易的で最適です。

 

実は、ATポイントと相関性のある、代替指標が存在します。

 

それが「トークテスト」と「心拍モニター」です。

 

トークテスト

息継ぎを指標にみる方法です。

 

「息が上がって音読ができない、しかし全く普通に音読できてしまわない」

 

上記の強度の運動レベルが、ATポイントと関連があるとされています。

 

つまり、少し息が弾む程度の強度で行うと、それはATレベルでの運動ということです。

 

上の図はボルグスケールといい、「楽である〜ややきつい」くらいが、60-70%程度の強度の運動強度となり、最適な強度となります。

 

ランニング中に息継ぎができない、話ができないようであれば、強度が高すぎるため、効果的に有酸素運動を実施するために運動強度を下げましょう。

 

心拍モニター

有酸素運動はHRがおよそ110-130程度だと効率が良いとされています。

 

体力に応じてこの範囲は変動しますが、目安として110-130程度と言われており、心拍数が測定できる人は、ランニング中の変動を観察して調整するのも良いと思います。

 

タツ
先ほどのボルグスケールで、スケールに×10をすると、その際のおよその心拍数を指すとされています。

 

もしくは「HRR(予備心拍数)」という、年齢などの値を代入しながら算出する方法もあります。

 

健常者であれば「110-130」は安全ですし、ATポイントとみなしてほぼ問題ありません。

 

こちらの記事も参考になります↓

まとめ|ランニングのペースはランニング継続の鍵です。

以上ランニングのペース配分についてでした。

 

「スパルタ的にやらないと体力はつかない」

「自分には体力がないからランニングは無理だ」

 

でなく、「今」の体力に応じて、ペース配分を調整していきましょう。

 

皆さんのランニング継続、ペースの目安を工夫する情報になってもらえたら嬉しいです。

 

私のランニング挫折→克服の経過は以下の記事にまとめています↓

運動継続のコツを紹介|痩せるためにランニングを継続させよう

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それでは!

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