

そんな悩みを解決します。
☑️ 本記事の内容
◯ 身体活動とは
◯ 具体的な身体活動と目安
☑️ プロフィール

@steep35808479)
国内・海外の論文を下に減量について考える個人ブログを運営。
腹を出さずに8年になるダイエットブロガーです。
これまで多くの減量方法を実践、試行錯誤し、20代にあった腹を出す心配がなくなりました。
今回の内容は「身体活動」についてです。
英語で「Physical Activity:PA」と書き、「適度な身体活動レベルを保つことが病気の発症を抑え、生活の質(QOL)を高める」効果が示されています。
そんな身体活動(PA)の、定義・具体的な身体活動の例を含め、概要をまとめました。
「身体活動って聞き馴染みがないな」
「減量について理解を深めよう」
身体活動を理解することで「自分にとって健康に有益な心地よい運動の種類や量の調整」が可能になるため、ぜひ、最後までお読みいただければ幸いです。
それではよろしくお願いします。
Contents
身体活動とは

身体活動とは「エネルギー消費を必要とする骨格筋によるあらゆる身体の動き」と定義されます。
身体活動 Physical Activityとは
エネルギー消費を必要とする骨格筋によるあらゆる身体の動き
具体的な種類として、ウォーキング、サイクリング、スポーツ、ヨガ、レクリエーション等、実にさまざまなものが含まれます。
「身体活動に該当しない動きってないのか?」
そう感じると思いますが、その通り。
坐位を基準に全ての活動を身体活動と捉え、推奨される理想的な身体活動量が提唱されています。
各身体活動の強度は、METs「Metabolic equivalents」でそれぞれ値が調査されており、かなり詳細な運動まで、その強度をみることが可能です。
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余暇としての楽しみレベル
仕事や家事といった義務的要素の強いレベル
実に幅広く、包括的な概念と言えるでしょう。
いかなる形であれ①定期的に②十分な時間③十分な強度の3つの要素が満たせると、身体活動の健康上のベネフィットがもたらされる可能性があります。
ポイント
身体活動とは、エネルギー消費を必要とする骨格筋によるあらゆる動きと定義され、包括的な概念である。
身体活動の何が注目されているのか?

現在、全世界では成人の4人に1人(23%)、思春期(11-17歳)の4人に3人(81%)が、身体活動が不足しているとの調査結果が出ています。
理由の1つとして国の経済的な発展が関連しており、経済的発展が生じると、生活が便利になり、不活動者が増えてくるとの分析結果が示されています。
東南アジア地域は活動的な方が多く、東地中海、南北アメリカ、ヨーロッパ、西太平洋地域は低い身体活動者が多いといわれています。

国が豊かになるほど活発に活動しているヒトが増えそうですが、実際は異なるというのは、意外に感じるかもしれません。
ライフサイクル、ライフスタイルに合わせた身体活動の目標点は?

身体不活動者の個人に対し「頑張れ!」とただ言っても、そのヒトを活動的にするのは難しいです。
年齢・性別・障害・妊娠・社会経済的地位・地理的条件により、身体活動参加の格差が生まれます。
決して自分の頑張りが足りないだけでは無いということです。
格差と不平等の解消を優先しつつ、ライフコースの様々な段階で、現在の適切な身体活動レベルと体力の違いを認識することから始めないとさています。

身体活動を高めるポイント
① 能力に応じて定期的に身体活動を行い、座位行動を減らすこと
② ウォーキング、サイクリング、その他の移動手段の使用によってもたらされるベネフィットについての認識を深める
③ 公共空間での定期的な身体活動が実践できる環境を整える
④ アクティブな社会を実現するために、専門家の現職研修を強化する
など
①・②が個人で実践できること、③・④が国全体で進めていくことです。
個人が適切な課題を、適切な環境下で実施できると、良さそうです。
身体活動の具体例と推奨身体活動量の目安

「座位行動」という言葉があり、これは「覚醒している状態でエネルギー消費量が1.5METs以下の活動」をいいます。
座位行動とは
覚醒している状態でエネルギー消費量が1.5METs以下の活動
メッツについては以下の記事が参考になります↓
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長時間の座位行動は、糖代謝異常、心血管代謝疾患、総死亡率と関連していることが示唆されています。

身体活動の一例
◯ 歩行:3METs(早歩きだと4METs、5METs)
◯ 筋トレ(腹筋・背筋・腕立て・スクワットなど):3.5METs
◯ テニス:4.5METs
◯ 買い物:3METs
歩行3METsは、座って状態の3倍の強度、筋トレは3.5倍の強度、テニスが4.5倍ということです。
WHOが推奨する健康のための身体活動の推奨は「150分/週の中程度の強度の身体活動」です。
青少年は「毎日60分の中程度~高強度の身体活動」とされています。
WHOが推奨身体活動量
成人:150分/weekの中等度の強度の身体活動
青少年:60分/dayの中〜高強度の身体活動
中等度の強度というのは、短距離走のような息が切れるような運動ではありません。
息継ぎができる程度の少し息が弾む程度の運動を指します。

「高い強度の運動をしなさい」
ということではないので、ご注意を。

1度に1時間歩くなら週3回で推奨量を満たすことができます。
青少年の場合は、体育の授業でカラダを動かす+部活動などでカラダを動かす必要があります。
身体活動は実に様々な種類に分かれ、それぞれ運動強度が示されています。
自分の興味のある運動(身体活動)を調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ|先進国ほど身体活動が低下する

身体活動は、日常生活における諸活動も含まれ、スポーツ、ウィーキングやジョギング、サイクリング等も含まれる、包括的な概念です。
1日を通じてどれくらい動けたか、そして、それが1週間→1ヶ月→1年と連なり、全体としてどうなのか、見直す必要があります。
皆さんの人生における「価値」とはなんでしょうか?
私自身、運動をすること全般が好きなので、日常でもジョギングを取り入れたり筋トレを少ししたり、定期的に身体を動かしています。
「運動する=価値があること」
という考えが根付くと、自己の健康管理スキルも同時に鍛えることが可能です。
社会経済や環境面を考慮す含め、様々な業種・専門家が知恵を振り絞って「健康で主体的な生活レベルを個々が実現するためにどうしたら良いのか」考えていく必要があります。
椅子から離れて今より「少し」アクティブになること
アクティブになることで体力がアップし、健康な状態に近づくこと
この記事を読んだ今日この日から、身体活動について理解を深め、行動に移してみてはいかがでしょうか。
それでは!
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Reference:
Global action plan on physical activity 2018-2030: more active people for a healthier world. Geneva: World Health Organization; 2018. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO. (日本語訳)
Guthold R, et al. Global trends in insufficient physical activity among adolescents: A pooled analysis of 298 population-based surveys with 1.6 million participants. Lancet Child Adolesc. Health. 2019
World Health Organisation. Global Recommendation on Physical Activity for Health. World Health Organization; Geneva, Switzerland: 2010.