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空腹時のカフェイン摂取で気をつけること|空腹よりも大切な別の視点とは

5月 15, 2021

悩んでいる人
空腹時のカフェイン摂取ってカラダに良いの?悪いの?

 

そんな悩みを解決します。

 

☑️ 本記事の内容

○ 空腹時のカフェイン摂取のメリット・デメリット

○ カフェインが多く含まれるもの

○ カフェイン摂取時の注意点

○ カフェインとのより良い付き合い方

 

☑️ 当記事の信頼性

この記事を書いている私は、社会人以降、体重管理に目を向け、学生時代と変わらない体型を維持して7年になるダイエットブロガーです。

「短期的に体重を落とし、長期的に体重を維持する」ことを目標に、実践を重ね、BMIを20-22の範囲で調整して生活しています。

経験に基づく知識や論文の情報をベースに、網羅的に、継続性・再現性のある方法をまとめています

 

今回の内容は「空腹時のカフェイン摂取について」です。

 

「空腹時のカフェイン摂取はカラダに良くないの?」

「空腹のカフェインの効果は?」

 

脂肪燃焼に効果的とされるカフェインですが、空腹時に摂取する際のメリット・デメリットをポイントを絞ってまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

 

それではよろしくお願いします。

 

空腹時のカフェイン摂取はカラダにとって毒?

結論、空腹時のカフェイン摂取に関して、それを支持、もしくは禁忌とする科学的根拠はありませ

 

カフェインのカラダへの安全性に関する大規模な調査が始まったのは2003年。

 

それから今日まで、10000以上もの論文が世に提出されてきました。

 

タツ
ざっくりですが、カフェイン摂取の際に気をつける点として述べられていることは以下の通り。

 

カフェイン摂取の際に気を付ける点

① 1日の推奨量は体重や健康状態等で異なる

② コーヒー以外にも多く含まれている

 

”空腹時にカフェインを摂取するのはカラダに悪い”ということは明らかにされていない」

 

ということになります。

 

タツ
カフェインが含まれている飲食物は刺激性が高いものも含まれるので、ヒトによっては注意が必要です。

 

カフェインについて、もう少し深掘りしていきましょう。

 

カフェインが含まれているもの|適量はどのくらい?

カフェインは、世界でもっとも広く消費されており、多くの食物の葉や種子に自然に発生し、害虫を防ぐのに十分な苦味があります。

 

カフェインの天然源は「コーヒ」「お茶」「チョコレート」

 

過去10年で合成カフェインも追加され、以前は炭酸飲料に限られていましたが、ここ10年で多種多様な食品・非食品に加えられています。

 

カフェインが含まれる飲料・食品

チョコレート、コーヒー、お茶、炭酸飲料

ガム、クッキー、飴、ビーフジャーキー、ミント 

など

カフェインが含まれる日用品

シャンプー、石鹸、リップクリーム、ボディスクラブ・ローション、鎮痛剤等

 

チョコレートはカカオの含有量により異なります。

 

ミルクチョコレートで100g当たり約124mg

カカオ100%で約240mg

 

カフェインは、覚醒面だけでなく「アンチエイジング」としても有効で、様々な効果を期待して多くの人が利用しています。

 

しかし、カフェイン摂取時のカラダへの影響・反応には個人差があると言われています。

 

 

「妊婦さんは控えた方が良って聞きますね。」

「子供の頃、カフェインは取りすぎない方が良いと言われていたな。」

 

特に懸念されるヒトの特徴があるため、注意が必要です。

 

カフェイン摂取が悪影響を及ぼす可能性とは

妊娠中・授乳中の女性、子供や青年、若年成人(10代)、基礎疾患のあるヒトは、特に懸念されています。

 

健康な成人の場合はカフェインの消費は比較的安全ですが、過剰摂取はよくありません。

 

タツ
研究で調査されたヒトの1日のカフェイン摂取量は以下の通り。

 

1日に摂取するカフェイン摂取量

○成人:約180mg/日

○20歳未満の子供・青年:25-50mg/日

 

タツ
カフェインの体内での悪影響は以下のことが言われています。

カフェインの体内での影響

血管系

容量依存的に血圧と心拍に影響し、心臓病患者に有害。血管収縮に作用し虚血リスクを高める

妊娠:

高カフェインは流産のリスク増大。出生児体重の減少、出産後乳児の睡眠障害を引き起こす可能性

睡眠障害:

過剰摂取により生じる可能性あり

子供の行動害:

エナジードリンクの消費は、否定的な行動(暴力、睡眠障害、怒り、アルコール摂取への行動障害等)と関連あり

 

カフェイン摂取による死亡例はかなり稀とされています。

 

高レベルのカフェイン摂取(体重1kg当たり3mg以上)で集中治療室への緊急入院の報告例は79438件であったという報告があります(症例は12歳以上、期間は2005-2011年)。

 

ほとんどの緊急入院の原因は頻脈性不整脈のようです。

 

空腹時もカフェイン摂取は有効?|カフェインとのより良い付き合い方

カフェインの摂取量は、過去20年間で、成人の間で変化はなく安定していますが、2-19歳の子供では大幅に増加しています。

 

子供の摂取量増大の要因は、乳製品の摂取量の減少と、炭酸飲料の消費量の増加が要因とされています。

 

昨今のエナジードリンクの普及を考慮すれば、子供の摂取量の増加は合理的です。

 

カフェイン摂取は通常小児期から、チョコレートや炭酸飲料の形で始まります。

 

青年(10代)になると、コーヒーやエナジードリンクを飲料し始め、大人は主にコーヒーとお茶で消費します。

 

カフェインは摂取後、15-120分で最大血中濃度に達します。

 

タツ
赤ちゃんは最大血中濃度に達したのち、半減期が数日と言われています。

 

カフン中毒の閾値は、健康な成人(>18歳)で約400mg/日、健康な青年(12-18歳)で100mg/日。子供(<12歳)で体重1kg当たり2.5mgと結論づけられています。

 

上記の範囲内であれば、健康な成人の場合、血管系の状態、カルシウムバランス、骨の状態、行動等への悪影響は及ぼさないとされています。

 

妊娠中・授乳中の母親の場合、推奨摂取量はもう少し少なくなるので、医師へ確認しましょう。

 

子供・青年における安全摂取量の範囲は十分な確立がされておらず、上記数値は目安程度です。

 

いづれも「摂取量」「慢性的な使用」に注意が必要です。

 

タツ
カフェインの一般的な効果は以下の通り。

カフェインの効果

○ 覚醒作用

○ 基礎代謝亢進

○ 利尿作用

◯ 認知機能:引きこもり・倦怠感のあるヒトに効果的

◯ 鎮痛:他の鎮痛薬と一緒に働き、効果を改善

など

 

カフェインには脂肪燃焼効果を促す作用が示されており、減量・ダイエットに効果的です。

 

「空腹時の有素運動は脂肪燃焼作用を高める」

「適度な断食は体内のオートファジーをし、アンチエイジング・体内修復に作用する

 

空腹自体は、その時間を確保することが有効とされています。

 

空腹時のカフェイン摂取がカラダによくない、ということは科学的には明らかにされていないため、少量摂取から始めて規定内に抑えつつ、自分にとっての適量を知っていくことで、空腹時もうまくカフェインと付き合っていけるのではないでしょうか。

 

タツ
私自身、朝起きて食事は特に摂らずに1〜2杯ほどコーヒーを飲みます。

少し落ち着いてから散歩に出かけます。

それから朝食を摂ったり、昼食まで胃の中を空にする時間を作ったりしています。

1日の規定量(400mg)は超えないよう注意し、特に不快感もなく、返って空腹の辛さが緩和されたり、逆に良い気分が保てたりしています。

 

カフェインに対するカラダの反応は個人差があるため、徐々に慣らしながら適量を見つけていくのが良さそうです。

 

まとめ|カフェインとうまく付き合ってより良い生活に繋げよう

空腹時とカフェインに関しては、明らかな健康上の問題は指摘されておらず、子供や妊娠中の女性、血管病変を持つ患者において幾つかの懸念が指摘されているようです。

 

一般成人に関しては、1日の適量摂取量を見ながら上手に付き合っていきましょう。

 

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健康に気を遣い、より良い生活リズムを構築していきましょう。

 

空腹に関しては以下の書籍が参考になります。

 

それでは!

 

Reference:

Jennifer L. Temple et al., The Safety of Ingested Catteine : A Comprehensive Review. 2017

Daniele Wikoff et al., Systematic review of the potential adverse effects of caffeine consumption in healthy adults, pregnant women, adolescents, and children. 2017

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