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HIITとは|やり方や効果について解説

9月 11, 2020

本記事では、「HIITとはどんなトレーニングか」解説します。

「身体を絞りたい。」

「太ってしまった状態からもとに戻したい。」

ポイントを絞ってまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

HIITとは

HIITとは、高強度インターバルトレーニング「High Intensity Interval Traning:HIIT」といいます。

伝統的な持久力トレーニングや、中程度の持続運動と比較して、時間効率に優れている一手段として、1985年から効果が示されました。

HIITの効果

HIITの効果

青少年(11-18歳)の心肺機能を改善する持続可能な効果を有する。

正常体重の人、太り過ぎ・肥満成人においても有効。

心肺機能は、青年期の心血管疾患(心筋梗塞など)や代謝疾患(肥満・メタボ・糖尿病など)のアウトカムの強力な予測因子として挙げられています。

タツ
心肺機能を改善できるHIITは、疾病予防にも役立つということです。

心肺機能のパラメーターは「最大酸素摂取量:VO2MAX」。VO2MAXは「体力を見る」直接的なパラメーターにあたります。

タツ
間接的に診る方法もいくつか示されています。

これらの研究では、直接的・間接的、いづれにおいても、一定の効果があったと示されています。

体力に関連する因子は「筋力」「肺活量」「血管機能」など様々です。

更に、HIITは「体組成の改善(BMIの改善)」も図ることができます。

もともとHIITを開始する時点で低体力 vs 高体力のグループで分けたとしても、どちらも改善するようです。

HIITの効果的なやり方

HIITを4週間(1ヶ月)実施した群と、15週間(3-4ヶ月)実施した群では、効果に違いがないとの報告があります。

長々やるよりは期限を定め、実施することが効果的です。

HIITの実際

タツ
プロトコルは様々ですが、およその内容は以下の通り。

HIITの代表的プロトコル その①

① 最大酸素摂取量の100-120%で10秒スプリントをやる→10秒休むを繰り返す「計3サイクル」

② 3サイクル後、3-5分休憩し、①を再度実施「合計3クール」

HIITの代表的プロトコル その②

① 最大酸素摂取量の70-80%(上よりやや弱め)で30-60秒スプリント→30-60秒休むを繰り返す「計4-6サイクル」

② 4-6サイクル後、40-60秒休憩し、①を再度実施「6-10クール」

タツ
MAX負荷をかけるか、MAXよりやや弱い負荷かで異なりますが、およそ上記の通り。

短時間で実施したいなら最大負荷をかける方法、最大負荷をかけるのを避けたい場合は2つめの方法が最適です(2つ目の方法でも1時間以内には終わります)。

HIITと従来のトレーニングの違い

HIITにより、従来のトレーニングや中等度負荷の運動と比較して、健康な人は体組成改善の効果が期待でき、太り過ぎ・肥満の対象者は、更に大きな効果が期待できるとされています。

従来の持久力改善のための中等度のトレーニングと比較して効果が高いと言われており、1年の中で何回かは導入するのも良いのではないでしょうか。

従来のトレーニング(中等度負荷の運動)とは

最大心拍数の50-70%の強度の持久力運動を45-60分実施すること

終わりに

身体活動は健康上多くの利点があるにもかかわらず、今日の多くの小児、青年はWHOが勧告する提案目標を達成できていません。

HIITを活用し、日々の身体活動量をアップさせていきましょう!

それでは!

 

Reference:

Rhona Martin-Smith, et al., High Intensity Interval Training (HIIT) Improves Cardiorespiratory Fitness (CRF) in Healthy, Overweight and Obese Adolescents: A Systematic Review and Meta-Analysis of Controlled Studies. 2020

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