休養

要注意|結局食べなきゃ痩せると考えるのは合ってはいけるど勧めないワケ

悩んでいる人
詰まるところ、食べなきゃやせるんだよね。

早く痩せたいし、水だけで5日間過ごそうかな。。

 

断食は確かにダイエット効果あり。しかし、長期的に見れば、他の方法も検討することが肝心です

 

☑️ プロフィール

国内・海外の論文を下に減量について考える個人ブログを運営。

腹を出さずに9年になるダイエットブロガーです。

これまで多くの減量方法を実践、試行錯誤し、20代にあった腹を出す心配がなくなりました。

 

私自身も実際に3日間ファスティングして1kgほど痩せた経験があるため、「結局食べなきゃ痩せるな」と感じたのは事実。

 

しかし、「食べないダイエット」はダイエット中の1つのカードとして持つべきであり、連投するものではありません。

 

単に食べなきゃ痩せる、NGな理由3選をお伝えし、私の考えるダイエットとの向き合い方についてまとめました。

 

是非最後までお読みいただけたら幸いです。

 

それではよろしくお願いします。

 

結局食べなきゃ痩せる|そもそも痩せるために必要なこと

「ダイエットって、消費カロリーを増やして、摂取カロリーを上げて、トータルでアンダーカロリーにすればいいんでしょ?」

 

痩せるにはカラダの脂肪を燃焼する必要があり、7200kcal分カロリーを消費する必要があるといわれています。

 

1kg痩せるために必要なこと

7200kcal分のカロリーを消費する

 

食事してカロリーを摂取していると、体内の脂肪を燃やしてカロリーにする機会がなくなるため、痩せるためには食事量を減らす必要があるわけです。

 

そうなると「結局食べなきゃ痩せるんだ」といった思考になるのはある意味自然。

 

私も昔はそう思っていましたし、理屈上は今でもその考えは否定しません。
タツ

 

ただ、痩せるという行為、なぜ痩せたいと思ったのかが肝心で、「単に痩せても自分の思ったようにはならない」こともあるわけです。

 

次に、「結局食べなきゃ痩せる」と考えるのはNGな理由について解説します。

 

結局食べなきゃ痩せると考えるのがNGな理由

「結局食べなきゃ痩せる」と考えるべきでない3つの理由はこちら↓

絶食に傾倒すべきでない理由

① 長期的には無理だから

② 摂食障害をきたすリスクがあるから

③ 生活を犠牲にしすぎるから

 

順番に解説していきましょう。

 

NG理由|その① 長期的には無理だから

繰り返しになりますが、1kg痩せるためには7200kcal消費する必要があります。

 

成人男性の1日の消費カロリーは大体2000-2500kcalのため、3日間断食すれば6000-7500kcal消費することができ、1kg体重を落とすことができます。

 

そんな調子で1週間、1ヶ月と続けていけば、10kg近い減量が期待できるでしょう。

 

しかし、そんなことは無理ですよね。言われなくてもわかることですが。

 

1日の消費カロリーはどれだけ動いたかもそうですが、体格に依存するため、100kgや120kgなどのヒトは1日の消費カロリーが高くなるため、標準体重のヒトより体重は減りやすいです。

 

故に、1ヶ月で10kgの減量に成功!とキャッチーなことが言いやすかったりしますが、そんなヒトでも標準体重に近づいていくと、1kg痩せるのにものすごい苦労をすることになります。

 

現実的には、「適度にカロリーを摂取して、それ以上に消費して、数ヶ月単位で体重を落としていく」ことになります。

 

痩せて見た目が変わってイキイキするはずが、ジリ貧になって元気のない状態になってしまったら本末転倒ですよね。
タツ

 

毎日毎晩断食するなんてのは、せいぜい数日止まりで、何ヶ月も続くものではないのは明白です。

 

本気で痩せたいなら「食べながら痩せる」術を身につける必要があります。

 

次に行きます。

 

NG理由|その② 摂食障害をきたすリスクがあるから

「食べなきゃ痩せる」

 

日本摂食障害協会では、過度なダイエットに対し、警笛を鳴らしています。

摂食障害の様々

神経性やせ症:体重や体型の感じ方が障害される。明らかにやせていても、それを異常と感じない。やせるために食事量を制限するが、その反動として過食することもある。

神経性過食症:食のコントロールができなくなり、頻繁に過食をしてしまう。過食に加え、嘔吐など、体重を増やさないための行動が見られるが、どちらも人前では出ない症状のため、周囲は気付かないこともある。

ー摂食障害情報ポータルサイトより改変引用

 

食べなきゃ痩せるといって食べなくなり、その後も太る恐怖が訪れて、食べられなくなってしまうのです。

 

神経性やせ症は、BMI<15未満になると最重度と診断されます。

 

痩せているのに活発に活動することが多くみられる一方、次第に筋力低下や疲れやすさを感じるようになります。

 

低血圧、心拍数低下、低体温、無月経、便秘、下肢のむくみ、背中の濃い産毛、皮膚の乾燥、てのひらや足の裏が黄色くなるといった変化がみられます。過食や嘔吐がある場合には、唾液腺が腫れたり、手に吐きだこがみられたりもします。

参照:摂食障害情報ポータルサイト

血液検査では脱水や貧血所見なども認めるようになります。

 

経過と予後についても言及されており、最悪の場合死にいたることもあるため、適切な治療が必要です。

 

反対に神経性過食症は、大量の食物を、詰め込むように一気に食べるのが特徴です。

 

英語のbinge eatingを訳して「むちゃ食い」と言うこともあります。

 

意志の力で止められるはずだと思われがちですが、自分では止められず、コントロールできない感覚が強い場合がほとんどです。

 

米国精神医学会の新しい診断基準では、週1回でも過食があれば治療が必要とされています。

吐く、下剤を使うなど、体重を増やさないための行動が見られます。過食時間以外は絶食という場合もあります。嘔吐が続くと唾液腺が腫れたり、歯の表面が胃酸で溶けたりすることもあります。嘔吐や下痢(下剤常用の場合)でカリウムが失われ、不整脈が出ることもあります。

参照:摂食障害情報ポータルサイト

「結局食べなきゃ痩せる」という極端な思考は、本来のダイエットの意味を見失う結果に繋がる可能性があります。

 

太り過ぎ、肥満のヒトでさえ、緩やかに減量していくのが筋ですので、半年・1年といった中・長期的なスパンで捉える必要がありそうです。

 

NG理由|その③ 生活を犠牲にしすぎる

少し食べ過ぎてカラダを絞りたいから、1日〜3日程度の断食を3ヶ月に1回とか、半年に1回とかする分には問題ないでしょう。

 

もともと飢餓に備えるために脂肪を備える機能がついたのに、逆に脂肪をつけ過ぎて健康被害を引き起こしているくらいですから、数日のファスティングは健康にも良いことが想像できます。

 

知っておいてほしいことは、ファスティング中はそれなりの倦怠感や日中の眠気、イライラや、反対に睡眠障害を引き起こすことがあるということ。

 

断食中の不調

だるさ

眠気

イライラ

睡眠障害

など

 

私が3日間ファスティングをした時の経験談です。
タツ

 

3日後、確かに体重は水分も合わせて1-2kgくらい減り、カラダが軽くなったのを覚えています。

 

しかし、3日間は集中力を欠き、作業や運動は停滞してしまいました。

 

コロナ禍でどこへも行けない夏季休暇中にしたので、ただぼーっとして済んだだけですが、忙しい日々の中で実践するなら注意が必要でしょう。
タツ

 

ファスティングは数日以内

予定をきちんと空けておく

 

無理のない計画性が大切です。

 

ただ、たった3日でさえ「日頃の活動を犠牲にする」ことにもつながりますから、やはり日頃の食習慣・運動習慣を見直し、普段から太らない習慣を身につけておき、断食は切り札として持っておく認識が無難かなと思います。

 

 

以上、ここまでが「極論食べなきゃ痩せる」と考えるべきでない3つの理由について解説しました。

 

ここからは、NGなことを踏まえて上で私が思うことついてお伝えします。

 

結局食べなきゃ痩せる|現状のカラダを把握することの意味

長期的には続かない

摂食障害を惹起するリスク

集中力が下がる

 

それでも「食べなければ痩せる」のは事実だし、即効性があり、考え方もシンプルだから、やってみたくなりますよね。

 

ここまで読んでくれたあなたに質問ですが、あなたの理想体重、BMI、体脂肪率はいくつですか?

 

ぱっと答えられるヒト、少ないんじゃないでしょうか。
タツ

 

痩せると一口に言っても、痩せる幅はヒトそれぞれですし、いつまで痩せたいのか、何のために痩せたいのかで痩せる意味が変わってきますよね。

 

標準体重とは

BMI換算で18.5〜25

例:身長170cmなら、53.5〜72.3kg

 

上記の値が健康上の指標の1つであり、20kg程度の幅を持っています。

 

身長170cmで53kgのヒトと、72kgのヒトでは体格差がえらい違いますね。
タツ

 

更に、ここに体脂肪率を考慮すると、詳細な肥満度について検討することができます。

 

体脂肪率と肥満

軽度肥満:20%以上

中等度肥満:25%以上

重度肥満:30%以上

ーOMRON公式サイト

詳しくはこちら↓

オススメ
男のBMI21は標準範囲内|体組成に着目し理想体型へシフトしよう

続きを見る

 

身長170cmで、体重70kg近くあっても、体脂肪率が10%なら至って健康

身長170cmで体重65kgでも、体脂肪率が25%あれば、改善が必要

 

自分の求める体型にもよりますが、後者はいわゆる「メタボ」です。

 

健康を意識するなら、痩せた方がいいです。
タツ

 

ただ繰り返しになりますが、単に「食べないで痩せる」といった考え方はNGです。

 

ボディメイクの基本

適度に筋肉をつけ、適度に脂肪を落とし、プロポーションを整える

 

そうすると、自分の頭の中で想像する「理想的な体型」に近づくことができます。

 

そのためには、現状の体型がどのような状態か知る必要があります。
タツ

 

現状の生活習慣の上で体型があるわけですから、まずは体型を知って、生活週間を見直して、必要な部分を改善させていきましょう。

 

市販の体重計で体重を測定する

市販の体組成計で体脂肪率を測定する

 

また、In bodyという機械を用いて詳細に測定するにも大切です。

 

より客観的なデータを導くことができ、効果判定もしやすく、モチベーションが保ちやすいです。

 

In bodyが置いてあるのはスポーツ施設やパーソナルジムなど。

 

ライザップの無料カウンセリングでは以下のサービスを受けることができます。

RIZAP無料カウンセリング

体組成評価(体重、BMI、体脂肪率、筋肉量、筋肉の付着部位など数値化)

現状の生活についてアドバイス

理想のカラダになるまでのシミュレーション提示

 

入会するとなるとハードルが一気に上がりますが、無料カウンセリングなら利用しない手はありません。

 

これを機に、一度自分のカラダを詳細に調べてみてはいかがですか?

 

痩せる気もなく茶化す意味で行くのはお店側としても迷惑ですが、「本気で痩せたい」と考えているのなら、寄り添ってアドバイスしてくれるでしょう。

 

まとめ|結局食べなきゃ痩せる以前に、現状のカラダがどのような状態か理解しよう

以上「要注意|結局食べなきゃ痩せると考えるのは合ってはいけるど勧めないワケ」について解説しました。

 

ダイエットは成功すれば過去のどの自分よりも明るい自分が手に入ります。

 

しかし、無理は禁物。現状把握から始めて、中・長期的な視点で持って取り組めるプランを立て、着実に成果を上げていきましょう。

 

あなたのダイエットの一助になれたら幸いです。

 

それでは!

 

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