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体型維持のための筋トレとは?|ダイエット中に筋肉を維持する方法について解説

5月 31, 2021

 

悩んでいる人
体型維持するために筋トレは必要?

ダイエット中に筋肉を維持する方法は?

 

そんな悩みを解決します。

 

☑️ 本記事の内容

◯ 体型維持に筋トレは必要か?

◯ ダイエット中に筋肉を維持する方法

 

☑️ 当記事の信頼性

この記事を書いている私は、医学大学院修士課程を卒業し、学生時代と変わらない体型を維持して7年になるダイエットブロガーです。
短期的に体重を落とすこと、長期的に体重を維持することを目標に生活習慣を見直し、BMIを20-22の範囲でコントロールしています。
実際の経験と客観的なデータを元に、網羅的に、継続性・再現性のある方法を模索しています。

 

今回の内容は、「ダイエット中に筋肉を維持する方法」についてです。

 

「体型維持筋トレは必要なの?」

「ダイエット中に筋肉が落ちたら嫌だな。」

 

ダイエットや体型維持を行う際は、「筋肉を維持すること」が大切です。

 

また、筋肉には外見上のメリットに限らず、内分泌機能としての役割を持ち合わせ、カラダにとって有益な機能を果たしています。

 

ポイントを絞ってまとめましたので、ぜひ最後までお読みください、

 

それではよろしくお願いします。

 

体型維持に筋トレは必要か?|ダイエット中の筋肉を維持する方法

結論、体型維持に筋トレは必要です。

 

また、ダイエット中に筋肉を維持するためにも、筋トレは重要です。

 

体型は年齢とともに崩れやすく、太ることでカラダのラインが損なわれていきます。

 

筋トレをして筋肉をつけることで、「プロポーションを整える」効果が期待できます。

 

体型維持と筋トレ

体型維持のために筋トレは必要。

ダイエット中にも筋肉を維持することが重要。

 

しかし、筋トレ以上に重要なのが実は「食事」です。

 

タツ
アンダーカロリーに抑えたダイエット中に、除脂肪体重を維持するためのいくつかの食事アドバイスがあります。

 

次項から、体型維持、筋肉維持のための食事の重要性について、解説していきます。

 

ダイエット中に筋肉を維持する方法|体型維持には食事管理が近道

一般的に、ダイエット時に実施する食事カロリーの制限では、体脂肪と筋肉、両者が損なわれていきます。

 

減量した分の25%が筋肉の減少と言われており、1kgの減量では、脂肪が0.75kg、筋肉が0.25kg減ると言われています。

 

減量の割合

減量の脂肪・筋肉の比率は75%:25%

(ex):体重1kgの減量→体脂肪0.75kg、筋肉0.25kg

          体重3kgの減量⇨体脂肪2.25kg、筋肉0.75kg

 

わずかな数値に感じるかもですが、減量の幅が大きいほど注意しないといけない値です。

 

筋肉の減量を防ぐため、食事における注意事項があります。

 

タツ
ダイエット中の筋肉維持に大切な食事の注意点は以下の通り。

 

ダイエット中の筋肉維持に大切な食事の注意点

分枝鎖アミノ酸(BCAA)とホエイプロテインの摂取を怠らないこと。

 

BCAAとホエイプロテインは、除脂肪体重を維持するのに役立つと言われています。

 

更に、肥満患者では、血中ビタミン濃度を維持することが大切です。

 

タツ
もう少し深堀していきます。

 

ダイエット中に筋肉を維持したほうが良い別の理由

筋肉は、見た目などの外見上の利点や、運動における役割に加え、「グルコース調整や脂質制御」など、様々な代謝経路に重要な役割を果たしているとされています。

 

「筋肉量の減量が基礎代謝の低下につながり、リバウンドの原因になりうる。」

 

これはよく知られたデメリットですが、以下の点に着目することが大切です。

 

筋肉に力が入るメリット

筋肉が収縮することで「IL-6」「IL-8」、脳由来神経栄養因子など、マイオカインとして定義される物質を産生している。

 

これらマイオカインは、肥満改善、記憶力の向上など、カラダにとって有益な効果をもたらします。

 

タツ
話は脱線しますが「脂肪」自体もそれ単体で存在している、ということでなく、脂肪細胞として特定の物質を体内に発しています。

 

脂肪細胞からは「レプチン」と呼ばれる食欲調整に関与する物質が産生され、「食欲増進効果」を引き起こします。

 

専門家の間では「脂肪が脂肪を呼ぶ」なんて言ったりもします。

 

こんな負のサイクルを断ち切り、「余分な脂肪は落として、必要な筋肉はきちんと維持する」観点が大切です。

 

体型維持のための具体的な食事方法|ダイエット中でも筋肉を維持する

体型維持、とりわけダイエット中に筋肉を維持するため、食事内容を工夫し、ダイエット中の筋肉の分解を防いでいきましょう。

 

タツ
具体的な方法は以下の通り。

 

ポイント

BCAAのうち、バリン:ロイシン:イソロイシンを1:2:1の割合で摂取する。

特にロイシンを4g/日で十分摂取すること。

 

タンパク質は分解していくと、ペプチドとなり、最終的にアミノ酸に変わっていきます。

 

アミノ酸は数十種あり、そのうちBCAAと呼ばれる「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」は、骨格筋で代謝され、筋肉内アミノ酸の14-18%を占めるとされています。

 

10g当たり18%のロイシンが含まれているタンパク質と、35%のロイシンが含まれているタンパク質を摂取した研究では、35%(約4g)の方が筋タンパク合成に効果的であったとされています。

 

バリンとイソロイシンは「補佐」的な役割で、「無いとロイシンの効果は0になるが、ロイシンほどのポテンシャルはない」という位置付けです。

 

タツ
以上はアミノ酸で見た場合。

タンパク質で見た場合は、以下の通り。

 

1日に約300-600gの筋タンパク質が分解され、毎日再合成されています。

 

タンパク質摂取はこの合成過程を刺激し、摂取後は2-3時間後をピークに5時間以上合成を促進させます。

 

この筋タンパク合成は、成人では15-20g(必須アミノ酸なら7.5g)あれば、最大化するために十分であることがわかっています。

 

タツ
因みに高齢者では30gが必要とされています。

 

高タンパク食が筋肉を維持することは、VLCKDで既に確立がされています。

 

これはケトジェニックダイエットの一種で、特に厳しい、1日の糖質の摂取量を<50mgに制限し、残りのカロリーをタンパク質や脂質から摂り、代謝方法を通常と変えて体内の脂肪を燃やそうとするやり方です。

 

この食事方法により、タンパク異化(=筋肉の分解)を防ぐことができるとされています。

 

大切なポイントは「タンパク質量を十分確保する」という視点です。

 

更に、タンパク質の吸収速度によっても反応が区別でき、「吸収が速い方が優れている」と言われています。

 

加水分解されたタンパク質は容易に同化されやすく(=筋肉合成がされやすく)、同化率が上がるとされています。

 

以上をまとめると下記になります。

 

体型維持×筋トレ×食事の要点

タンパク質の摂取量を意識する。

 →タンパク質でみるなら成人では15-20g以上の摂取を目安に。

 →BCAAであれば4g/日を目安に。

 →吸収率の速いタンパク質なら尚良い(ホエイプロテイン>カゼインプロテイン)。

 

体型維持には筋トレも大事だがビタミンも大切?|ダイエット中の筋肉維持に向けた更なる取り組み

ビタミンDは、筋肉に受容体があり、筋活動に重要な役割を果たします。

 

十分なビタミンDはカルシウムと結合する受容体の数を増やし、筋小胞体でのカルシウム蓄積を増加させ、筋収縮を適切にする働きを担います。

 

肥満者を対象とした最近のレビューでは、ビタミンDが低かったとされています。

 

タツ
ビタミンDの合成は、80-90%は日光にあたった後に皮膚上で生じ、残りが食べ物からの摂取です。

 

肥満の方でダイエットに励む場合、ビタミンDの血中濃度を把握し、足りないようであれば補う工夫が、除脂肪体重(=筋肉)を維持するために必須となります。

 

ポイント

肥満の場合は、体脂肪、筋肉量、ミネラル区分、及び体液を含めた体組成の分析が必須。

 

まとめ|筋肉を維持して体型を保つには、食事にも目を向けよう

体型維持、ダイエットに不可欠な「筋肉を維持する」視点。

 

食事を工夫することで、筋肉の喪失を防ぐ可能性について解説しました。

 

体型維持やダイエットには、食事・運動・栄養(休息)が大切で、生活習慣を最適化させる必要があります。

 

「1人では難しいな」

 

そう感じるなら、その道のプロからサポートを得ましょう。

 

パーソナルトレーナーの支援を得ることはボディメイクを成功させる最も近道です。

 

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「Exercise = Medicine」

 

運動を最適化させ、理想的な体型獲得を目指しましょう。

 

それでは!

 

Reference:

Mariangela Rondanelli et al., Current opinion on dietary advice in order to preserve fat-free mass during a low-calorie diet. 2020

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