栄養

ダイエット中の牛肉は優秀|週に2-3回100gが目安な理由

7月 4, 2021

悩んでいる人
ダイエット中って牛肉って食べていいの?

 

そんな悩みを解決します。

 

☑️ 本記事の内容

◯ 牛肉のPFCバランス

◯ 牛肉に含まれる栄養素

◯ ダイエット中の推奨摂取量

 

☑️ 本記事の信頼性

この記事を書いている私は、学生時代と変わらない体重を維持して7年になるダイエットブロガーです。

「短期的に体重を落とし、長期的に体重を維持する」ことを重視しています。

「短期的に体重を落とす」=「1ヶ月で3kgの減量。週2-3回のジムトレ、週3回の1時間のランニング」

「長期的に体重を維持する」=「学生時代60-63kg → 現在58-62kg」

経験に基づく知識や論文の情報をベースに、網羅的に、継続性・再現性のある方法をまとめています。

今回の内容は「ダイエットと牛肉」についてです。

 

ダイエット中に牛肉ってダメでしょ?

 

そう感じがちですが、ダイエット中こそ、お肉とうまく付き合い、必要な栄養素を摂ることが大切です。

 

ポイントを絞ってまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

 

それではよろしくお願いします。

 

ダイエットと牛肉の関係性|牛肉のPFCバランス

牛肉といっても種類がピンキリです。

 

比較的脂身の少ない、安価で日常使いができる「牛かたロース」と、「牛カルビ」で見比べてみます。

牛かたロースのPFC

エネルギー:約318kcal

Protein:16.2g

Fat:26.4g

Carbo:0.2g

(可食部100g当たり)

牛カルビのPFCバランス

エネルギー:約454kcal

Protein:12.5g

Fat:42.6g

Carbo:0.2g

(可食部100g当たり)

 

いづれも100gの値ですが、かたロースとバラでは100kcal以上も差があります。

 

肉の油は飽和脂肪酸のため、カラダにとって良くない種類です。

 

過剰摂取には注意しましょう。

 

因みに、国産肉と輸入肉ではどうなの?という疑問に対しては、輸入肉の方が若干カロリーが少ないです。

 

国産と輸入肉の違い

国産かたロース/ 輸入産かたロース:318kcal/240kcal

国産バラ/輸入産バラ:454kcal/371kcal

 

国産は「和牛」と呼ばれる霜降り状に脂が沈着する品質の優れたものと、普段国産と目にする「乳用肥育牛肉」に分かれ、今回示した値は乳用肥育牛肉になります。

 

通常、店頭で「国産」として並べられているものです。

 

タツ
和牛は4種類あり、90%が黒毛和種。

松坂牛とか近江牛とか地名が入っていますが、この銘柄は肥育方法の違いだけで、その地で生まれた、とか特別な品種である、ということではないようです。

 

牛肉のPFCバランスを見ると、タンパク質が豊富で、部位によっては脂質もある程度抑えることができます。

 

牛肉のPFCバランス

かたロース:総エネルギー約318kcal、P:16.2g、F:26.4g、C:0.2g

カルビ(バラ):総エネルギー約454kcal、P:12.5g、F:42.6g、C:0.2g

 

ダイエットと牛肉の関係性|牛肉に含まれる栄養素

牛肉はビタミンB群や鉄分が多いのが特徴的です。

 

鉄分はめまいや立ちくらみなどの貧血症状を防ぎ、ビタミンB群は糖質・タンパク質・脂質を分解する補酵素の役割を果たし、代謝を促進します。

 

また、牛肉には「L-カルニチン」と呼ばれる独自の成分が含まれています。

 

Lカルニチン

体内の脂質代謝を促す

日本人1日当たり推奨量:約75mg

 

牛肉可食部100gに、76mgほどLカルニチンが含まれています。

 

「お肉を食べながら、含まれている脂肪を燃やしてくれる」

 

もちろん、カロリー過多では太りますが、適量であれば全然問題ありません。

 

お肉=太るは、盲信的と言えるでしょう。

 

ポイント

牛肉にはビタミンB群や鉄分が豊富のほか、脂質の代謝を促すLカルニチンが豊富。

 

ダイエット中の牛肉の推奨摂取量と付き合い方

「ダイエット中は、牛肉はどのようにして食べるのが良いですか?」

 

結論、100gを基準とし、2-3日のうち1食を目安に摂取することをオススメします。

 

L-カルニチンは赤身に多く含まれているため、可能なら赤身肉を選ぶのが最適です。

 

赤身肉を選べば脂肪分が抑えられ、総カロリーは更に少なくなります。

 

茶碗1杯のご飯と牛肉、そして野菜を食べれば栄養は十分ですし、1食のカロリーも500-600kcal程度に抑えることができます。

 

成人男性の1日の平均消費カロリーは2000kcalであることを想定すると、1食500kcalで3食計1500kcalで過ごせれば、1日のカロリー収支はマイナス500kcalです。

 

30日続ければ、マイナス15000kcalとなり、「2kgの減量」が可能になります。

 

タツ
減量中でも肉は積極的に摂るべきです。

 

食品個々の栄養素をみながら、それぞれの長所・短所を踏まえて適量摂取が快適な食習慣に近づける近道です。

 

ポイント

牛肉は赤身の多い部分を2-3日に1回、100gを目安に摂取する。

 

まとめ|ダイエット中でも牛肉を食べて問題なし

ダイエットを意識すると、どうしても体内に必要な栄養素が不足しがちです。

 

パワーも出ず、やつれてカラダで動きにもキレが出ないもの。

 

長期的に減らした体重を維持したいのであれば、「食習慣」に着目し、「美味しいのに栄養素が豊富で、健康的な食べ物が何か」、考える必要があります。

 

好き嫌いもあるため、それぞれの食べ物の栄養素を見ながら、「簡単に」取り入れることができるものを模索していきましょう。

 

以下の本が参考になります。1家に1冊あると便利です。

 

 

それでは!

 

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